30代後半からの妊活ブログ

2人目不妊に悩む38歳1児の母の妊活・子育てブログ

体外受精 自己注射をパートナーに打ってもらう

体外受精の採卵にあたって、排卵を誘発するために自己注射をすることがあります。 院内注射も選択できますが、自己注射の方がメリットが大きいです。

メリット ・院内注射より痛みが少ない ・注射のために通院する必要がないため、通院回数を減らせる

デメリット ・院内注射よりも価格が高い

通院回数を減らせる点はわたしにとって大きなメリットなので、自己注射を選択しました。(ゴナールエフを一日置きに3回。200単位ずつ。) ちなみにわたしの場合、子連れで通院となると託児料金もかかるから、金額的なデメリットはあまり感じませんでした。

注射を処方される際には、看護師さんからレクチャーを受けたり、打ち方の動画を観たりしました。 難しいことはそんなにないけど、気にしないといけないのは ・何度も同じ箇所に注射しない ・メモリが0になってもそのまま数秒待つ ・薬液を出すボタン(?)を押したまま抜く って感じでしょうか。 とくに薬液を出すボタンを押しながら~の点は、失敗すると血液が逆流し、その注射器が使えなくなるという…

そして、本題。

わたし自己注射、パートナーに打ってもらいました。

正直、自分で打つよりも怖かったです(笑) どっちが打ったからといって妊娠するかどうかには全く影響ないんですけど。

ただ、体外受精における男性の立ち位置って 「採精カップに出すだけ」。

これで体外受精上手くいってこどもが生まれたとして、 夫が2人目の子を可愛がらないとは思わないけど、 何かのおりに、自然妊娠の長女と比べてるんじゃ…なんて疑うようなことがあるかもしれない。

そんな時に、形は違うけどちゃんと共同作業の上で生まれてきたんだって思えるように。

不妊治療をしている多くの人は、「そんなことをしなくても自然妊娠と変わらず、体外受精でも同じように可愛い。パートナーも同じ気持ちであると信じられる」という気持ちで治療を受けてると思います。 わたしももちろん今はそう思っているし、そうでなければそもそも体外受精をしようとは思いません。 ですが、この先の未来、どんなことがあって、それに対してどんな気持ちをもつのかはわからないな、と思うのです。

それともう1つ。これまで不妊治療を受けてきて ことある事に感じていたのが、 基本的にパートナーは不妊治療について他人事だと思っているな、ということ。

自分から不妊治療の話題に触れることもなく、自分で不妊治療について調べることもなく。 わたしは終始その事ばかり考えてるのに…

そういうモヤモヤした気持ちを最後まで持ち続けたくないと思いました。(妊娠できるかどうかに関わらず終わりは見えてるので) 不妊治療はわたしたちが夫婦として成長するための試練だとも思って、そういう意味でも協力して乗り越えたいなと思いました。

結果として、どうだったかという点では、正直これといって大きな変化はありません。 でもこの先の人生において、プラスになる経験だったと思いたいです。

わたしの場合、完全に個人的な理由でパートナーに注射してもらったわけですが、 様々な理由で自己注射、自分で打つかパートナーにお願いするか悩んでいる人もいると思います。 そういう人は、打つ時はちょっと怖いけど、痛みは自分で打つのと変わらないと思うから、 是非トライしてみてほしいな。